2018-01-01から1年間の記事一覧
私を昔から知っている人は、たぶん、私がちょっとしたトランプウォッチャーだということを知っていると思う。私の好きなアメリカ人ブロガーが2016年1月にトランプの当選を完璧に予測していたこともあり、大統領選挙予備選の早い段階から今日に至るまで、この…
twitterで「シンギュラリティ」を検索していたら見かけた以下の記事について。 元記事はシンギュラリティというホラを口にして金儲けをする人間の欺瞞が暴き出されておりとても面白いもので、是非読んでほしいのですが、こちらの翻訳はまだ改善の余地が残っ…
ぐぐってもあまり情報が出てこなかったのでメモ。Bashで 「$?」を使えば実行したコマンドの戻り値が取得できるのは有名。 $ false; echo $? 1 # falseの戻り値 Bashの場合、パイプされたコマンドの戻り値は 「PIPESTATUS」という配列に格納されることも、そ…
Kerasの作者、フランソワ・ショレ氏によるディープラーニングとKerasの解説本 『Deep Learning with Python』の読書メモ。第二部「Deep Learning in practice」では、実践的な問題にディープラーニングを適用する方法を扱う。5章は畳み込みニューラルネット(…
フランソワ・ショレさんのディープラーニングとKerasの解説本『Deep Learning with Python』の読書メモ。今回で前半部分の第1部は終わり。ここでは、前回に引き続いて正則化の手法のドロップアウトを扱う。ドロップアウトは、ニューラルネットに対して最も有…
以前に取り上げた3つのサンプルプログラムでは、学習を続けていくと、訓練データの予測精度は向上するものの検証スコアは悪化していった。このように、訓練用データはうまく予測できるものの、逆に一度も入力されたことのないデータに対する予測性能が下がっ…
4章では、ディープラーニングに限らず機械学習全般に関わる内容を扱っている。このエントリの内容は、主に4章中盤部の内容をまとめたもの。 4.2 機械学習モデルの評価 訓練(training), 検証(validation), テスト(testing) 機械学習モデルの評価をする際には…
古い映画の話で恐縮ですが、『愛と悲しみのボレロ』の冒頭には、「人生には2つか3つの物語しかない。しかしそれらは繰り返されるのだ。その度ごとに初めてのときと同じような残酷さで。」という言葉がありました。金融市場に眼を向けてみると、バブルとその…
前回まで、書籍のサンプルプログラムを動作させてみた。ここでは、ディープラーニングの動作原理の基礎と構成要素を簡単にまとめる。「Deep Learning with Python」本の中では、2章〜4章にまたがって説明されている内容をまとめたもの。ニューラルネットの計…
前回からの続き。前回は、ボストン郊外の不動産物件に関するデータを元に、その地域の住宅価格をディープラーニングで予測するというサンプルを動かしてみた。しかし、結果を見ただけではあまりにもブラックボックスすぎるので、少しだけディープラーニング…
「Deep Learning with Python」のサンプルプログラム3つ目。データはBoston Housing Dataを用いる。1970年代のボストン郊外地域の不動産物件に関するデータで、ある地域の平均物件価格と部屋の数や築年数といった物件情報、犯罪率や黒人比率などの人口統計に…
普段、私は映画の感想はあまり書かないんだけど、すごく強く印象に残ったので書き残しておきたいと思う。 監督は『ハート・ロッカー』、『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグロー。この映画の舞台は1967年のアメリカ、デトロイトでの暴動事件 (12番…
破綻するアメリカ (岩波現代全書) 作者: 会田弘継 出版社/メーカー: 岩波書店 発売日: 2017/12/22 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログを見る アメリカの左右両派の思想的な混乱状況が描き出されており、読んでいる間、部屋の壁が迫って…
フランソワ・ショレ氏の「Deep Learning with Python」のサンプルコードの2つ目。この問題は、映画のレビューの文章を入力して、そのレビューが肯定的なものか否定的なものかを判定するもの。問題の種類としては二値分類 (binary classification) に属する。…
以前、軽く流し読んだフランソワ・ショレ氏の「Deep Learning with Python」ですが、ちゃんとサンプルを動かしながら勉強していこうと思います。なお、この記事は機械学習素人が勉強の過程をメモするためのであり、内容の正しさについては保証しません。(ち…
ジョン・マイケル・グリアの2018年予測が面白かったのでメモしておきます。グリアは、米国の「ドルイド教」という古代ケルトの信仰の復興を目指すネオペイガニズムの宗教家ですが、極めて特異な視点を持った博学な歴史家としての一面があり、種々の文明批評…